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「デフリンピック」に向けて練習するゴルフ男子日本代表の前島さん=千葉県印西市(本人提供)
11月に日本で初めて開催される聴覚障害者の国際総合大会「東京デフリンピック」で、ゴルフ日本代表の前島博之さん(37)=鳥取聾(ろう)学校教諭=の出場が正式に決まった。陸上競技から転向して初めての大舞台に「レベルの高い戦いになるが、金メダルを目指す」と、応援を力に変えて世界に挑む。
陸上競技では、2009年に初めてデフリンピック日本代表となり、走り幅跳びや走り高跳び、十種競技などで計3回、世界の舞台で戦った。ゴルフ歴は29年になるが、デフリンピック出場は初めてだ。
ゴルフでの強みは、300ヤード超の飛距離に精度の高いアイアンショット。本番でも安定したプレーで実力をしっかりと発揮できるなど精神面でも定評がある。「他国の選手と比べるとパワーは弱いが、パターで確実にカップに入れる堅実で冷静なプレーは負けない」と胸を張る。
「他国はプロ選手ばかりで、本番はレベルの高い戦いになる」と話す。今までやってきたトレーニングを継続し、地道に当日まで備える。
目標に据えるのは金メダル。「他の選手は気にせず、自分のプレーをするだけ。結果は後からついてくる。応援してくれる人に、一つの目標に向かって取り組めば、目標を達成できることを見せたい」と意気込んだ。
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