沖縄 NEWS WEB
09月16日 06時53分
視覚や聴覚などに障害のある子どもとない子どもが、ともに関わりを持って認め合う社会に向けて意見を出し合ったり、手話を交えて合唱したりする催しが那覇市で行われました。
この催しは、障害のある子どももない子どももともに歌い、学び合おうと県内で活動している合唱団「カラフルコーラスOKINAWA」が14日、開いたものです。
はじめに障害のある子どもは、ない子どもと比べて学校外での体験を得る機会に差が生じてしまうことを防ぐためにはどうすればいいのかというテーマでシンポジウムが開かれました。
このなかで、普通科の高校に通う聴覚障害のある女子生徒は、「授業は周りにサポートしてもらいながら受けています。障害がある人みずからが何が必要か訴えて行くことが大切です」と意見を述べていました。
続いて手話をベースに顔の表情や全身の動きを組み合わせて音楽を視覚的に伝える表現方法「手歌」のワークショップが行われ、会場を訪れた人たちは沖縄民謡の「芭蕉布」の手歌のやり方などを体験しました。
最後に合唱団のメンバーが声で歌う「声隊」と手歌を行う「サイン隊」に別れて「てぃんさぐぬ花」や「月桃」の合唱を披露しました。
家族で訪れた小学校4年生の男子児童は、「障害あるなしに関わらず、みんなが平等で平和に暮らせる世の中であってほしい」と話していました。
リンク先はNHKというサイトの記事になります。