デフ陸上・日本代表が小学校で授業 アスリートが多様なスポーツの魅力伝える取り組み

デフ陸上・日本代表が小学校で授業 アスリートが多様なスポーツの魅力伝える取り組み

日本テレビ放送網
2025年6月19日 19:03

聴覚に障害のある岡田海緒選手

トップアスリートが学校を訪問して体育を教えるスポーツ庁の取り組みが19日、東京都内の小学校で行われ、聴覚に障害のあるデフ陸上の日本代表選手が授業を行いました。

東京・武蔵村山市の小学校。手話の拍手で迎えられたのは聴覚に障害のある岡田海緒選手です。岡田選手は今年、東京で開催される聴覚障害のあるアスリートのオリンピック、デフリンピックの陸上競技に日本代表として出場します。

岡田選手は手話と通訳を介して思いを伝えます。

岡田選手(通訳)
「私は生まれ変わっても聞こえない人がいいと思っています」

岡田選手は「自分は耳が聞こえないことで特別扱いされたくなかった」と話しました。また、手話でさまざまな思いやものを表現できることを伝えると、児童らは熱心に学んでいました。

実技では、聴覚障害のある選手が使う特別なランプを使ったスタートに挑戦。子供たちは走るだけでなく、「がんばれ!」の手話で応援するなど、デフ陸上の世界を体験しました。

参加した児童
「手話で会話するのがすごいと思った」「耳が聞こえなくても聞こえる人と一緒に練習していることがすごいなと思いました」「ぜったい金メダルをとってほしいです。(手話)がんばれ」

岡田海緒選手
「デフスポーツやデフ陸上を知ってもらうことが大切。そのためには日本の未来を背負っていく子供たちに教えることが大切だと思います。今日いい機会をもらえてうれしいです」

トップアスリートが多様なスポーツの魅力を伝えるスポーツ庁のプロジェクト「アスリーチ」は今年度、全国1100を超える学校で行われる予定です。

最終更新日:2025年6月19日 19:03


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