2026.05.26
[ 長田耕治 ]

リーグワンKO前におこなわれた代表選手による挨拶。岸野主将が手話で呼びかけた(筆者撮影)
聴覚に障害のある人たちが行う“デフ(=deaf)ラグビー”。今秋、東京で開催される3度目の世界デフセブンズ大会に向け強化を継続している中で、変化が生まれている。
5月10日には相模原ギオンスタジアムでの三菱重工相模原ダイナボアーズ対浦安D-Rocks戦の試合前に、代表入りが内定した大塚貴之(おおつか・たかゆき/33歳)、岸野楓(きしの・かえで/28歳)、小林健太(こばやし・けんた/26歳)、岡村大晃(おかむら・たかあき/24歳)、熱田笙馬(あつた・しょうま/21歳)の5選手が、スタンドに向かってあいさつする機会を得た。
「アイコンタクトや手話で意思を伝えあう、デフラグビーの世界大会を応援ください」
岸野主将が手話でそう語りかけると、スタンドから万雷の拍手が湧き起こった。また隣接のブースではデフラグビーの体験会がおこなわれ、主に子どもたちが聴こえない選手たちと触れ合い、デフラグビーを体感した。
5月には東京ガス大森グラウンドでの強化合宿や、スピアーズえどりくフィールドでのセブンズ大会出場で腕を磨いた。戦績はなかなか厳しいもので、チームが発展途上にあることは明らかだ。しかし、変化も生まれつつある。

セブンズの指導に定評のある徳永剛コーチの指導が浸透し、チーム力が確実にアップしてきた
対戦相手から『ディフェンスが格段に向上してきた』という評価を受けるとともに、これまで皆無だった観客席に人が集まり始めたのだ。
それはまだ、知人友人を訪ねるレベルかもしれない。だが確実に、日本のデフラグビーが「魅せる要素」を持ちはじめた証ともいえる。

東京ガス大森グラウンドのスタンドには観戦者の姿が見られ、セブンズらしいのんびりした雰囲気を楽しんでいた
これから夏にかけて、強化試合の実施や、さらなるメンバーも決定する。また世界大会の詳細発表も待たれる。さらなる成長が期待される。
【第3回7人制デフラグビー世界大会(@東京都内)】
予選:10月31日・11月2日
決勝トーナメント:11月3日
記事のポイント!
聴覚に障がいのある選手たちが取り組むデフラグビーの日本代表が、今秋東京で開催される世界デフセブンズ大会に向けて強化を続けています。リーグワン会場では代表内定選手が観客へあいさつし、手話やアイコンタクトで意思を伝え合う競技の魅力を発信しました。体験会を通じて子どもたちが選手と触れ合う場面もあり、デフラグビーの認知拡大と競技としての成長が感じられる内容です。
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原文掲載元はこちら
https://rugby-rp.com/2026/05/26/domestic/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96/142547
