伝える、つながる、考える

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藤沢工科高 手話の理解促進

パネルの前で覚えたてという手話「ありがとう」の動きをするボランティア部の神上部長

パネルの前で覚えたてという手話「ありがとう」の動きをするボランティア部の神上部長


 手話を学び、伝えるチャリティーイベント「モノしゅわ」が先月28日、湘南台駅地下アートスクエアで初開催された。企画・運営を手掛けたのは、県立藤沢工科高校ボランティア部。同駅利用者らに手話や聴覚障害者への理解を促した。

 今年11月に「東京2025デフリンピック」が開かれるのを前に、聴覚障害者と健常者をつなぐ架け橋になろうと、同部は5月、地元の手話サークルを招き、講習会を実施した。「手話は身近な言語」と、その重要性を多くの人に知ってもらうため、湘南台地区郷土づくり推進会議メンバー協力の下、部員たちが得意とする「モノづくり」と「手話」を掛け合わせた催しを行うことにした。

 パネルには「手話の成り立ち」「国際手話や方言」「聴覚障害者が困ること」「手話を知ることは思いやりの第一歩」などをまとめて掲示。また小物制作体験や縁日で得た売り上げは、神奈川県聴覚障害者協会(藤沢)に寄付され、今後の支援に役立てられるという。

 同部の神上大和部長(3年)は「聴覚障害者の方と触れ合う機会はなかったけれど、貴重な講習会を通じて距離感が近くなった。障害の有無にかかわらず、共に生きる社会の実現に少しでも寄与できれば」と話した。


リンク先はタウンニュースというサイトの記事になります。


 

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