高石真梨子
聴覚障がいのある地域おこし協力隊ライター(倉敷市)
4/12(土) 9:30

主催者の矢尾みどり(やお みどり)さん
庄新町第4号公園グラウンドで昨年開催されて好評だった「ハーモニーマルシェ」が、2025年も同会場で4月13日(日)に開催されます。倉敷をはじめとした岡山県内で活動するプロの音楽家と、倉敷市や早島町で子ども食堂の活動や障害者福祉活動に積極的に取り組む出店者たちが集う半日です。
「ハーモニーマルシェ」の出店者
ハーモニーマルシェへの出店条件は、以下のふたつ。
・子ども食堂や障害者支援のためのチャリティーに賛同する出店者であること
・ステージの最後に会場全員で紡ぐ手話歌を覚えて参加すること
第3回ハーモニーマルシェの出店者は、以下の画像を確認してください。

飲食だけでなくリラクゼーションの出店もあるので、癒しを求めに会場へ足を運ぶのもよいですね。
ステージでは、オープニングからエンディングまで音楽プログラムがあります。
どの音楽家も、倉敷をはじめとした岡山県内で活動するプロの音楽家なので「地元で頑張る音楽家」を応援してみてはいかがでしょうか。
音楽ステージには、参加者も巻き込んだ体験型のステージも用意されているのだとか。
2024年に開催された第2回ハーモニーマルシェでは、音楽家の演奏に合わせて会場のみんなが輪になって踊るプログラムもありましたよ。
また、音楽が聞こえない聴覚障害者ともハーモニーを奏でる企画「手話で歌おう!」もあります。今年の秋には聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックが日本で初開催されるので、ハーモニーマルシェをきっかけに倉敷市内にも手話に興味をもつ人が増えたらよいですね。
第2回ハーモニーマルシェのようす
第1回ハーモニーマルシェは、主催者である矢尾みどり(やお みどり)さんが経営するカフェArmoníaの店先で開催。そのため、昨年開催された第2回ハーモニーマルシェは、庄新町第4号公園グラウンドにとってもはじめてのマルシェイベントとなりました。
昨年のようすを紹介します。

音楽ステージのようす

飲食のようす
主催者の矢尾みどりさんの話
ハーモニーマルシェ実行委員の矢尾みどりさんは
障がいなどによりどこかに出かけることが難しい事情のあるかたをはじめ、この地域で暮らす人たちが自分の暮らす町にいながら生の音楽に触れて、交流することで、庄新町の活性化につながればいいな……という気持ちでハーモニーマルシェを運営しています。
とコメント。
流れる音楽に自然と肩を揺らす春の日を楽しもう
昨年の盛況を受けて、今年は庄新町の全戸および地域の小学校にもチラシが配布され、マルシェの開催を心待ちにしています。
飲食やリラクゼーションを楽しむことで子ども食堂や障害者支援のチャリティーに参加し、ステージから流れる音楽に肩を揺らす……。
国境を越え、民族・言語・宗教を越え、障害の有無にかかわらず、参加者同士での交流を楽しむ週末を過ごしてみませんか。

高石真梨子
聴覚障がいのある地域おこし協力隊ライター(倉敷市)
東北→九州→近畿→関東を経て、2023年12月に倉敷市地域おこし協力隊になりました。聴覚障がいのある補聴器ユーザーで、手話と日本語のバイリンガルです。障がいの有無にかかわらず、倉敷を旅して倉敷に住み続けたくなるような情報を発信していきます。
リンク先はYAHOO!JAPANニュースというサイトの記事になります。