声出したらダメ!福井でデフバスケの世界を体験 日本代表選手を招き教室、8月にも開催

声出したらダメ!福井でデフバスケの世界を体験 日本代表選手を招き教室、8月にも開催

2024年7月25日 午後4時50分

教室参加者にパスかドリブルの選択をハンドサインで伝える丸山香織選手
教室参加者にパスかドリブルの選択をハンドサインで伝える丸山香織選手(左)=7月22日、福井県の福井市体育館

 聴覚に障害がある人たちがプレーするデフバスケットボールの体験教室(福井新聞社後援)が7月22日、福井県の福井市体育館で開かれた。デフバスケ女子日本代表の丸山香織選手(25)=福井・足羽高校出身、埼玉県=が、参加した児童ら約40人に声に頼らないコミュニケーションの楽しさと難しさを教えた。

 教室は、県内でデフバスケチームの発足を目指すNPO団体「福井D-Spirit」が初めて開いた。8月7日にも同じ会場で開く。同団体は運営資金を福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で8月26日まで募っている。

 デフバスケのルールは通常のバスケと同じだが、審判の笛やブザーの代わりに旗や光を使う。選手は補聴器を外してプレーし、ハンドサインなど視覚を活用して意思疎通を図る。

 耳に障害がない人にもデフバスケの世界を体感してもらうため、教室では声を出すことを“禁止”に。ドリブルから丸山選手とパスを交換してシュートする練習では、丸山選手が両手で「○」か「×」を示してパスを出すタイミングを指示。パスをうまくつなぐには、より広い視野が大切となり、大野市下庄小学校4年の女子児童は「声を出さずにプレーするのは難しかったけど、楽しかった」と話していた。

 教室の問い合わせは福井D-Spirit=メール(npo.f.d.spirit●gmail.com)※●をアットマークに置き換える。

⇒【支援はこちら】福井で体験!! みんなで楽しむデフバスケ教室

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は2億3千万円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2024年6月末時点)。

⇒クラウドファンディング「ミラカナ」トップページはこちら


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