【大阪・関西万博】軟骨伝導技術が開く未来 イヤホン、集音器、「スカウター」など展示 奈良県医大とMBTコンソーシアム - 大阪ヘルスケアパビリオンで6月16日まで

【大阪・関西万博】軟骨伝導技術が開く未来 イヤホン、集音器、「スカウター」など展示 奈良県医大とMBTコンソーシアム - 大阪ヘルスケアパビリオンで6月16日まで

2025.06.11

集音器を試す女性

集音器を試す女性=10日、大阪市此花区夢洲の大阪・関西万博会場大阪ヘルスケアパビリオン

 奈良県立医科大学と医学を基盤に産業創生に取り組む産学共同体「MBTコンソーシアム」は10日、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン(大阪市此花区夢洲)で、耳の軟骨を振動させて音を伝える軟骨伝導技術を使うデバイスや、試作品の展示を始めた。来場者は、大学職員から説明を聞きながら、イヤホンや集音器、文字や映像情報を視野の一部に投影できる機器「スカウター」を試していた。展示期間は16日まで。

 イヤホンは、耳の穴の入り口付近に「掛ける」ように装着し解説音声を聞くことができる。圧迫感がなく音声をクリアに伝える。

 ティ・アール・エイ(大阪市)が製作した集音器は、聴覚機能が低下している高齢者・難聴者と特定の人との会話を支援できる。主に個人情報を口頭でやり取りする場面がある自治体や金融機関の窓口で採用例が拡大。今年5月現在、580カ所で使用中。高齢者に加えヘッドホンを使う時間が長く難聴症状が拡大する若年層の使用ニーズも増加が見込まれているという。

 集音器を体験した奈良市の主婦、荒木里佳子さん(56)は「声が明瞭に聞こえた。価格は約3万円だが、補聴器と比べると安く、メンテナンスも楽にできそう」と話した。

 ホログラム(大阪市)が試作した機器は、「バーチャルトレーナー」機能を備える。小型ディスプレー部分にセンサーを組み込み、使用者の動きを把握し、アドバイスを文字や映像で行う。こめかみに近い部分に脈拍も把握できるセンサーの組み込みも計画。2~3年後の製品化を目指す。

 今後、水中での音楽鑑賞が可能なイヤホンなど幅広い分野での応用も見込む。

 技術のライセンスを管理するCCHサウンド(京都府精華町)社長の中川雅永学長補佐は「ヘルスケア分野で用途を拡大し、音響界ではイノベーションを起こしたい」と語る。片耳使用型が多いインターコミュニケーション(インカム、相互通信式構内電話)を、安全性の高い両耳使用型への置き換えも見据える。


リンク先は奈良新聞というサイトの記事になります。


 

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