【惜別球人】楽天・山田遥楓 強烈プロ初安打弾振り返る 難聴にも負けず「グラウンドに立ったら関係ない」

【惜別球人】楽天・山田遥楓 強烈プロ初安打弾振り返る 難聴にも負けず「グラウンドに立ったら関係ない」

[ 2025年12月26日 05:30 ]

楽天・山田遥楓 Photo By スポニチ

楽天・山田遥楓
Photo By スポニチ


 10月のドラフト会議では将来の球界を担う若手選手たちが指名を受けてプロの門を叩いた。一方で、多くの選手が今季限りでの引退や、他球団への移籍など新たな人生をスタートさせることになった。今年まで所属したチームから去りゆく選手を2回に分けて紹介する、年末恒例の「惜別球人」。楽天は山田遥楓内野手(29)。

 プロ11年間、3球団で放ったのは計64安打。それでも山田はファンに強烈なインパクトを残した。西武時代の18年9月19日の日本ハム戦でプロ初先発出場し、堀から放った初安打が本塁打。「あの一本で手応えをつかんで、200本ぐらい打つんかなと思ったら通算1本でした」と笑いながら振り返る。

 グラウンドを見なくても存在が分かるほど、練習、試合を問わず誰よりも声を張り上げ、チームを盛り上げた。あまりの明るさに忘れられがちだが、先天性難聴のため、右耳の聴力がない。高校時代は守備範囲に飛球が上がれば全て自分で捕りに行ったが、外野手優先など制約の多いプロでは「外野手の口を見て、瞬時に判断する。最初はその苦労がありました」と苦戦。それでも同じ境遇の人から「勇気をもらえます」と多くのメッセージをもらい「グラウンドに立ったら関係ない」と下を向くことはなかった。

 山田いわく、引退後の肩書は「オールラウンドアカデミーコーチ」。類いまれな明るさを買われ、MCとしても仕事の依頼が殺到している。「子供たちに野球の楽しさを知ってもらいたい。現役時代よりも輝けるように、最高の人生にしていく。なんでもやります!これからもよろしく!」。第二の人生も“らしさ”全開で突っ走る。(花里 雄太)


 ◇山田 遥楓(やまだ・はるか)1996年(平8)9月30日生まれ、佐賀県出身の29歳。佐賀工では3年時に主将を務めたが、佐賀大会決勝で佐賀北に敗れ甲子園出場なし。14年ドラフト5位で西武に入団し、日本ハムを経て、昨季育成選手として楽天に加入。開幕前に支配下登録され、2年間プレーした。1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。


スポニチアネックス取材班


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