2025年9月17日 12:55

手話の魅力を美里工業高校の生徒に伝える藤乃さん(右)=8日、沖縄市の同校(金城拓撮影)
【沖縄】沖縄タイムス社主催の「『手話でつながる新しい世界』学校巡回プロジェクト」が8日、沖縄市の県立美里工業高校で開かれた。オンライン手話教室を運営する藤乃さん(37)=豊見城市出身=が、講師を務めた。
調理科の全学年110人が聴覚障がいへの理解を深め、あいさつや自己紹介の手話を学んだ。補聴器を付けて生活しているろう者の渡辺博和さん(41)も登壇。口の動きだけで相手の会話を読み取る読唇術を披露すると生徒たちは感嘆の声を上げた。渡辺さんは「聞こえなくても筆談などでも会話ができる。ろう者にも積極的に話しかけてほしい」と呼びかけた。
「手話プロジェクト」協賛募集
沖縄タイムス社は、日本初となる「デフリンピック」開催にあたり、報道と事業を通じて、聞こえない世界を正しく理解する機運を高めていくことを目指します。
誰もが分け隔て無く暮らせる共生社会の実現に向けて、本プロジェクトを盛り上げる協賛事業者を募集しています。
詳しくは営業局まで問い合わせください。電話098(860)3572まで。
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