柔道女子の岸野文音が銅、日本勢メダル第1号に「一言では言えないぐらいうれしい」…男子の蒲生和麻も銅

柔道女子の岸野文音が銅、日本勢メダル第1号に「一言では言えないぐらいうれしい」…男子の蒲生和麻も銅

2025/11/16 20:59

銅メダルを手に笑顔の男子73キロ級の蒲生和麻(左)と女子52キロ級の岸野文音(16日)=稲垣政則撮影

銅メダルを手に笑顔の男子73キロ級の蒲生和麻(左)と女子52キロ級の岸野文音(16日)=稲垣政則撮影


 聴覚障害者による国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」(読売新聞社協賛)は第2日の16日、競技が本格的に始まり、柔道女子52キロ級の岸野文音(紀陽ビジネスサービス)が今大会の日本勢第1号となる銅メダルに輝いた。男子73キロ級の蒲生和麻(JR東日本)も銅を獲得。2大会ぶりの優勝を目指すバレーボール女子の日本は1次リーグ初戦を白星で飾った。サッカー男子1次リーグA組の日本はメキシコを7―0で破って2連勝し、初の決勝トーナメント進出を決めた。

女子52キロ級で銅メダルを獲得した岸野文音(16日)=稲垣政則撮影

女子52キロ級で銅メダルを獲得した岸野文音(16日)=稲垣政則撮影


 日本選手団メダル第1号となったのが初出場の23歳、岸野。3位決定戦では技ありを奪って優位に立つと、最後は背負い投げで技ありを奪った。「一言では言えないぐらいうれしい」と笑顔を見せ、「いろいろな人に練習を助けてもらい、応援してもらってここまで力をつけられた」と周囲に感謝した。和歌山県出身。生まれつきの難聴で、父親の勧めで小学2年のときに柔道を始めた。背負い投げは「中学2年から得意技にしてきた」という。デフ柔道では男子に比べ、強化が遅れていた女子だが、今後が楽しみな選手が現れた。


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