「県盲ろう者友の会」の皆さん

目見えず耳聞こえない「盲ろう者」の暮らし・心情描いた映画「ふたり綾」 支援のあり方考えるきっかけに

記事のポイント! 

映画「ふたり綾」は、聴覚障害のある女性が次第に視力も失いながら前向きに生きる姿を描き、盲ろう者が監督と主演を務めています。山形県内の上映会では、当事者3人が日常生活や交流について語り、手話通訳に加え、手で触れて言葉を伝える「触手話」や文章をリアルタイムで点字表示する機器も紹介されました。見え方や聞こえ方が一人ひとり異なる盲ろう者の実情を知り、聴覚障害のある人へのコミュニケーション支援や社会参加のあり方を考える機会となっています。

 

2026年10月19日 19:28

「県盲ろう者友の会」の皆さん

目が見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」をテーマとした映画の上映会が県内で行われている。主催したのは「盲ろう者」を支援する団体で、映画を通じて支援のあり方を考えるきっかけになればと願っている。

18日、白鷹町で映画の上映準備を進めていたのは、「県盲ろう者友の会」の皆さん。
目が見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」の生活環境の向上を目的に2004年に設立された団体で、村山・庄内を拠点に手話や点字の学習会などを行っている。

友の会によると、盲ろう者の人たちは「誰かに迷惑をかけないように」と、自宅に閉じこもっている人が多いという。

そこで今回、「盲ろう者を支援する設備やサポート体制があることを本人たちに知ってほしい」と、県内4カ所を巡回する映画の上映会を企画した。

(県盲ろう者友の会・映画上映会事務局・齋藤博さん)
「盲ろう者というのは、見え方・聞こえ方が一人一人違う。盲ろう者は映画の中にいるだけではなく、"この山形県にもいるんだ"と知ってほしい」

18日に上映された映画「ふたり綾」は、聴覚障害のある女性が次第に視力も低下する進行性の病気にかかり、希望を失いかけながらも前を向いて歩んでゆくというストーリー。
監督と主演をいずれも盲ろう者が務めていて、障害のある人の暮らしや彼らと関わる人の心情がリアルに描かれている。

上映会の後には、県内で暮らす3人の盲ろう者から、普段の生活やコミュニケーションについて話を聞く時間も設けられた。

(相蘇健太郎さん)
「障害者・健常者を問わず、さまざまな人と交流し、親睦を深めることができる。今は盲ろう者が家に閉じこもっている時代ではない」

会場では、おなじみの手話通訳をはじめ、手で触れることで言葉を伝える「触手話」や、入力した文章がリアルタイムで点字となって表示される機械など、最新のコミュニケーション方法も紹介され、訪れた人たちは盲ろう者との関わり方や支援のあり方について考えていた。

(来場者・米沢市から)
「"盲ろう者"というひとくくりではなく、個人個人だということを映画でも伝えていたし、3人の話を聞いて、ひとくくりにしてはいけないとあらためて感じた」

(県盲ろう者友の会・映画上映会事務局・齋藤博さん)
「家に引きこもっている盲ろう者に対して、支援する用意があることを知ってほしい」

障害のある・なしに関わらず誰もが自分らしく暮らせる、そんな社会を目指す取り組みが県内でも広がり始めている。

 

関連ページ  

聞こえが気になる方は、以下のページも参考にしてください。

今の聞こえの状態を簡単に確認したい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときのセルフチェック

難聴の原因や種類を整理したい方へ
▶ 難聴とは?(原因・症状・種類)

まず何をすればよいか知りたい方へ
▶ 聞こえづらいと感じたときの対処法

補聴器の基本を知りたい方へ
▶ 補聴器の種類と選び方

 

気になる症状がある場合は  

聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。


原文掲載元はこちら

 https://www.sakuranbo.co.jp/news/2026/10/19/2026101900000009.html

ブログに戻る

コメントを残す