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聴覚過敏は「耳が良い」ではなく、脳の音量つまみが壊れた状態だ【Voice Science】#Shorts

オペラ系ボイストレーナーめっち
2026/05/29

 

声を扱う人に、聞いてほしい話。
聴覚過敏は「耳が良い」ではなく、脳の音量つまみが壊れた状態だ。
声と聞こえと脳について発信しています。

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聴覚過敏は「耳が良い」ではなく、脳の音量つまみが壊れた状態だ。

耳から入った信号は、脳幹で「ゲイン(利得)」として増幅率が調整される。
静かなら上げ、騒がしければ下げる。この自動制御が、崩れている。

Schaette & McAlpine (2011, Journal of Neuroscience) は、内耳の有毛細胞が傷つくと、脳が「聞こえない分を補おう」として中枢ゲインを上げ続けることを示した。問題は、このゲインが上がりすぎたまま固定されることだ。地下鉄も、カフェも、会議室のエアコンも、全部がマックスボリュームで届く。耳そのものには問題がない。

混同されやすいのがミソフォニア(特定音嫌悪症)だ。
咀嚼音、呼吸音、タイピング音に激しい嫌悪や怒りが出る。音量は関係ない。
扁桃体が「その音」に警報を鳴らす、学習された条件反応に近い。聴覚路の問題ではない。

聴覚過敏は「全ての音が大きすぎる」。
ミソフォニアは「特定の音が危険に見える」。
混同すると、対処の方向が完全に逆になる。

声楽でも、感度の高い生徒と耐性の低い生徒は、全く違う問題を抱えている。
そこを見分けるのが、指導者の最初の仕事だ。

鋭い耳と、守られていない耳。別のつまみで動いている。

 

記事のポイント! 

聴覚過敏は、単に小さな音まで聞こえる状態ではなく、日常の音が必要以上に大きく、つらく感じられる状態として説明されています。「耳が良い」という誤解をほどき、聞こえの困りごとを脳の音量調整という視点から理解できる点が印象的です。音への敏感さに悩む方や、周囲にそのつらさを伝えにくい方にとって、状態を言葉にするきっかけになる内容です。

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気になる症状がある場合は

聞こえに不安がある場合は、早めに耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。 


原文掲載元はこちら

 https://www.youtube.com/watch?v=vPuhOR2jRwE

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