聴覚障害者ら対象「メールで110番」廃止へ 詐欺広告大半で 熊本

聴覚障害者ら対象「メールで110番」廃止へ 詐欺広告大半で 熊本

毎日新聞
2025/12/23 17:24(最終更新 12/23 17:24)

熊本県警察本部=清水晃平撮影

熊本県警察本部=清水晃平撮影


 耳が聞こえづらかったり、発話が難しかったりする人を対象にした熊本県警の通報システム「メールで110番」が2026年3月末で廃止される。理由は業務に支障が出るほど寄せられる迷惑メール。大量の詐欺広告などが内容を確認する職員の重い負担になり、廃止を決めた。県警はメールに代わる手段として、警視庁が運用する「110番アプリ」などの利用を呼び掛けている。

 熊本県警によると、メールで110番は聴覚障害者らを対象に2002年に運用を始めた。専用のアドレスにメールを送ると、通常の110番と同様に県警通信指令課の110番センターに情報が届く仕組みだ。メールが届くと、センター内で職員が緊急性の有無などを一通一通確認している。


 2024年はこの仕組みで約7300件の110番を受信した。だが、実際の通報は約30件で、大半は詐欺広告などの迷惑メールだったという。県警は職員の負担を考慮し、代替手段の認知を広めてシステムを廃止することにした。

 県警は運用廃止後の代替通報手段として110番アプリの他、手話通訳者を介して電話ができる「電話リレーサービス」(ともに事前登録必須)の活用を呼びかけている。県警の担当者は「メールで110番を通報する仕組みは全国的も廃止の流れにある。代替手段は事前登録が必要なので必要な方々にはしっかりと周知していきたい」と話した。【野呂賢治】


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