阿部浩明
2025年5月28日 10時45分

ダンス楽曲を踊ってエールを送る子どもたち=2025年5月17日午前11時26分、秋田市、阿部浩明撮影
耳の不自由な子どもたちが学ぶ秋田市の県立聴覚支援学校で17日、運動会があった。聴覚に障害があるアスリートたちの国際スポーツ大会「デフリンピック」が今秋に日本で初めて開催されることから、子どもたちは大会出場予定の同校の先輩にエールを送るパフォーマンスも披露。会場を盛り上げた。
運動会には幼稚部から高等部まで計20人が参加した。赤組と白組に分かれ、学年を超えて協力しながらゴールを目指す縦割り種目など7種目に挑戦。家族や先生の声援を受けて息を弾ませた。
小学6年の佐藤流星くん(11)は「徒競走では2番だったけど、リレーは最後まで頑張って走った」。小学2年の藤谷咲代子さん(7)は「リレーに負けて悔しかったけど、徒競走では1位になってすごくうれしかった」と話した。
デフリンピック日本代表には、同校卒業生の岡部祐介選手(37)=10種競技=と、猿楽彩香選手(32)=女子200メートル、400メートルリレーなど=が内定している。
先輩アスリートを応援しようと、子どもたちは手話の動きを振り付けに採り入れたダンス楽曲「しゅわしゅわ☆デフリンピック!」を踊り、元気を届けた。
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