9月09日 11時05分
出雲市は身体障害者手帳の交付の対象とならない軽度や中等度の18歳以上の難聴の人に対して、補聴器の購入費用を助成する制度を今月から始めました。
この助成制度は、軽度や中等度の難聴の人を対象に、日常生活でのコミュニケーションや生活の質の維持・向上を図ることで就学や就労、認知症予防につなげてもらおうと、出雲市が今月から始めました。
助成の要件は、出雲市内に住民登録があり、18歳以上で、市民税非課税または生活保護受給世帯であること、補聴器が必要という医師の意見書があることなどです。
助成額は1件あたり2万5000円で、市の窓口で要件を満たしているかを確認したうえで指定医を受診し、その後、助成の申請手続きを行って、補聴器を購入する流れとなっています。
市によりますと、身体障害者手帳の交付対象とならない18歳以上の難聴の人に補聴器の購入費を助成するのは、島根県内の自治体で初めてだということです。
出雲市の飯塚市長は「若い世代は就学や就労など新しいライフステージを迎えるので、スムーズに意思疎通を図ってもらうことで円滑な社会活動ができる環境を整えていきたい」と話しています。
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