競泳男子400自、エース茨が「銀」…女子100バタの斎藤は4位

競泳男子400自、エース茨が「銀」…女子100バタの斎藤は4位

2025/11/21 05:05
荒井秀一

男子400メートル自由形で銀メダルの茨隆太郎

男子400メートル自由形で銀メダルの茨隆太郎


 聴覚障害者による国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」(読売新聞社協賛)は第6日の20日、競泳が始まり、前回大会4冠の茨隆太郎(SMBC日興証券)が男子400メートル自由形決勝で4分5秒11をマークし、銀メダルに輝いた。茨は通算20個目のメダル獲得。女子100メートルバタフライ決勝で、前回覇者の斎藤京香(CPAエクセレントパートナーズ)が1分5秒38で4位だった。女子400メートルリレー決勝で日本(吉瀬、川真田、平林、串田)は5位。男子100メートル背泳ぎ決勝の金持義和(メルカリ)は6位、女子200メートル個人メドレー決勝の中東郁葉(サムティ)は7位だった。


重圧の中、納得の泳ぎ

 「金メダル6個」という大目標を掲げた今大会初戦の男子400メートル自由形は、銀。それでも茨は「今までにないプレッシャーを感じていた。銀メダルを取ることができて、ホッとしている」と笑顔を浮かべた。

 予選は3位。決勝は最初から飛ばした。300メートルまではトップだったが、ウクライナ選手に追い上げを許した。「積極的に攻めていって最後まで続ける作戦だった。作戦通りに泳ぐことはできたが、最後で先にウクライナ選手がいってしまった。実力が足りなかった」。悔しさは残るが、ベストパフォーマンスは出せただけに納得の表情だった。

 今大会が5回目の出場。前回までにメダル19個を獲得し、これで20個の大台に乗せた。日本選手では過去に卓球の幾島政幸が21個のメダルを獲得している。「今大会最低でも3個とれば21個を超すことになる。明日からも獲得できるように頑張る」。茨の挑戦は始まったばかりだ。(荒井秀一)


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