茨城 NEWS WEB
04月04日 16時18分
聴覚や視覚に障害がある学生が学ぶ、国内唯一の国立大学、筑波技術大学で入学式が行われました。
4日、筑波技術大学で行われた入学式には、視覚や聴覚に障害があるおよそ70人の新入生が、出席しました。
式では、石原保志学長が「社会に出ると、教育というサービスを受ける立場から、みずから社会に貢献する立場に変わります。力を発揮していくためにも、みずから考え、動くことを忘れないでください」と手話を交えてあいさつしました。
大学では、今年度新たに、多様な人材が活躍できる社会について学ぶ「共生社会創成学部」が、設置されました。
この学部に入った澤田将碁さんは、新入生を代表して「共生社会の実現が求められるなか、障害のある私たちが、新たな社会の仕組みを作り上げる、担い手となれるよう日々、成長したい」と決意を述べました。
入学式が終わると、新入生たちは、キャンパス内で家族と写真を撮ったり、クラスメートと連絡先を交換したりしていました。
産業技術学部の女子学生は「情報科学を学び、障害者にとって必要な情報をたくさん届けられるような仕事をしたいです」と話していました。
共生社会創成学部に入った女子学生は「将来、障害のある人とない人をつなぐ、ソーシャルワーカーのような仕事に就きたいと考え、この学部を選びました。大学でたくさん友達をつくって、自分の考えを深めていきたいです」と話していました。
リンク先はNHKというサイトの記事になります。

