補聴器使用で死亡リスク低減

補聴器使用で死亡リスク低減

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2024年8月21日 10:00

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 米国の成人を対象にした大規模調査データを解析したところ、難聴がある人はない人に比べ死亡リスクが高まるが、補聴器の使用でリスクが低減されることが分かったと、米国の研究グループが発表した。

 難聴は健康悪化や死亡のリスクを高めるが、補聴器のリスク低減効果は明らかでなかった。研究グループは、1999~2012年に米国民健康・栄養調査に参加した米国の成人9885人(平均年齢48.6歳、難聴者14.7%)のデータを解析。難聴の有無および補聴器の使用と死亡リスクの関連を検討した。

 10.4年(中央値)の追跡期間中に、13.2%が死亡。難聴者のうち12.7%が日常的に補聴器を使用していた。解析の結果、難聴がある人はない人に比べ、死亡リスクが40%高かった。ただし、難聴者のうち補聴器を全く使用しなかった人と比べ、日常的に使用していた人は死亡リスクが24%低かった。(メディカルトリビューン=時事)


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