「視覚障害と難聴」というテーマで開催された「全日本視覚障害者協議会」のオンライン集会について紹介しています。
集会では、慶応義塾大学病院の耳鼻科で言語聴覚士として勤務している佐藤由希恵さんから基調講演が行われました。
先ず、視覚障害と聴覚障害を併せ持つ「盲ろう」の障害者が、日本国内にどのくらいおられるのかについてですが、厚生労働省が行った調査によりますと、その人数は約1万4千人ということです。
また働く世代の盲ろうの障害者の就労実態を見て見ますと、四分の一の人が就労してはいますが、正規雇用で働く人は10%にも満たないということです。
更に、見えにくさが人によって千差万別であるように、聞こえにくさも人それぞれですが、現状ではサポートが必要な盲ろうの障害者に対して、必要なサービスの供給体制が整備されていないのが現実です。
盲ろうの障害者が使うコミュニケーションの方法としては、音声によるものが7割、筆談が2割、次いで手話が続いています。
音声は視覚障害者にとっても、大切な情報源でありますが、最近はスマートフォンをはじめ、音楽や映像などを好きな時間に好きなだけ聞ける環境が整いつつあることも、難聴の症状につながる危険をはらんでいるということです。
オンライン集会の参加者からは、「通勤で補聴器を使っているが、車のクラクションが大きすぎることがあり、ボリュームを絞ると人の話しが聞きにくくなる」などの声が上がっていました。
リンク先は文化放送ロービジョンプロジェクトというサイトの記事になります。
