2026年3月15日 19:57

トヨタ系やモネ・テクノロジーズは難聴者向け医療MaaSの実証を始める(15日、名古屋市)
トヨタ自動車系販売会社のATグループ(名古屋市)やMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ、東京・千代田)など4者は15日、次世代移動サービスを医療分野に活用する「医療MaaS」の難聴者向け実証を始めると発表した。言語聴覚士が車内の遮音性を高めた商用バン「ハイエース」で介護施設などに向かい、車内で補聴器を調整する。
車両では言語聴覚士らが患者の聴力や補聴器の効果を測定した上で、適切な聞こえ方になるよう調整できる。オンラインで医師から診察を受けることも想定する。精密に測定できるよう、ゴムやウレタンなどの吸音材を使い、外音を遮断しつつ車内の音の反響も抑える仕様とした。

ATグループとモネ・テクノロジーズのほか、損害保険ジャパンと補聴器フォーラム東海実行委員会も実証に参画する
実証にはATグループとモネ・テクノロジーズのほか、損害保険ジャパンと補聴器フォーラム東海実行委員会(名古屋市)も参画する。まず4月から名古屋市内の診療所や損保ジャパン系が運営する介護施設に車両を貸し出し、9月以降は首都圏の自治体と連携した実証も進める。
今後は検査用の設備を持たない診療所や患者の自宅に言語聴覚士などが訪れ、補聴器を調整することをめざす。医師や設備が少ない山間部や離島などでも需要があるとみる。費用をどう負担するかなど社会実装に向けて課題を探る。
モネ・テクノロジーズはソフトバンクやトヨタ自動車などが出資している。
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