2025年7月9日(水) 21:00
聴覚障害者のスポーツの祭典「デフリンピック」が、日本で11月に初めて開かれます。陸上女子やり投げで初出場する青森県八戸市出身の古川瑛梨奈 選手は、夢舞台で「メダルを取る」と誓いました。
生まれつき耳が聞こえず、青森聾学校高等部時代にやり投げを始めた古川瑛梨奈 選手。
11月のデフリンピックに向けて調整するため、7月5日に青森市で一般の人も参加した大会に出場しました。
社会人の有望選手も出る大会で上位8人に残り、競り合いましたが、この日は33m86と自己ベストには5m近く及びませんでした。
デフリンピックに出場 古川瑛梨奈 選手
「生まれた青森県で40mを超える自己ベスト更新を目指しましたが、思うようにコンディションがあがらず、悔しさが残る試合になった」
古川選手は、所属先がある愛知県で調整を続け、11月15日に東京で開幕するデフで表彰台を目指します。
デフリンピックに出場 古川瑛梨奈 選手
「私を支えてくれる人すべてに、感謝や思いを投てきという形で届けられる場所だと思っている。目標は43mを投げてメダルを取ることです」
古川選手が21歳で迎える初の夢舞台まで、あと4か月です。
古川選手は、子どものときから好奇心旺盛なところがあったそうで、高校入学直後は陸上の7種競技に挑戦していたといいます。ただ、耳が不自由ななかで様々な種目を覚えていくことが難しく、元々興味のあった「やり投げ」にしぼったということです。
まだまだこれからの成長が楽しみな古川選手のデフリンピックでのメダル獲得に期待したいです。
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