成人の補聴器使用者における補聴器に関する知識とイラスト付きおよびイラストなしの情報リーフレットの効果を評価するランダム化比較試験

成人の補聴器使用者における補聴器に関する知識とイラスト付きおよびイラストなしの情報リーフレットの効果を評価するランダム化比較試験

L. ブルース・オランダー 、T. ブジュマー 、E. ニーレン &M. オベルグ
2023年8月11日受理、2025年3月7日受理、2025年3月21日オンライン公開

概要

目的
この研究の主な目的は、補聴器の機能についてのイラストとテキストを添えた情報リーフレットが、イラストのない情報リーフレットに比べて参加者の知識に追加の効果があるかどうかを調査することです。また、ベースラインと介入後の補聴器使用者の騒音環境での配置、指向性マイク、テレコイルの機能に関する知識を評価し、情報リーフレットの利点を評価することも目的です。

デザインと研究サンプル
この RCT 研究では、参加者は、テキストとイラストが入ったリーフレットを受け取った介入グループ ( n  = 32) と、テキストのみのリーフレットを受け取ったコントロール グループ ( n  = 29) にランダムに割り当てられました。ベースラインと 3 週間後に、自由回答形式の質問を使用して知識を評価しました。介入後のメリットは、リーフレットに関する発言を評価することで評価されました。

結果
グループ間では、知識の向上に関して統計的に有意な差は見られませんでした。グループ割り当てに関係なく、参加者はベースラインでは限られた知識しか示していませんでしたが、介入後は知識が大幅に向上しました。参加者は、グループ割り当てに関係なく、リーフレットのメリットを報告しました。

結論
補聴器の機能に関する情報リーフレットは、イラストの有無にかかわらず、参加者の知識を向上させました。聴覚リハビリテーションにおける情報リーフレットのデザインと使用方法については、さらに調査を行う必要があります。


リンク先はTaylor&Francis Onlineというサイトの記事になります。(原文:英語)


 

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