2026年9月8日 12時00分 (9月8日 12時00分更新)
愛知・名古屋アジア大会の聖火リレーは6日、清須、あま、愛西、津島の4市で開かれた。リレー前には吹奏楽演奏やダンスで盛り上げる会場も。フェンシング男子エペに出場する加納虹輝選手(28)=JAL=が地元あま市を駆けるなど、アスリートや市民ら計49人が、大会の成功や希望を胸に走った。 (森健人)
手話のエール背に笑顔、一宮聾学校

学校聖火リレーでトーチを手にグラウンドを走る生徒=一宮市の一宮聾学校で
一宮市の県立一宮聾学校の校庭では7日、愛知・名古屋アジア大会の学校聖火リレーがあった。中学部と高等部の生徒15人が、東京パラリンピックのバドミントン女子ダブルス銅メダルの伊藤則子さん(50)=中日新聞社所属=とともに聖火をつないだ。前日から雨が降り続いていたが、リレーの間は天気も持ちこたえた。ぬかるんだ校庭もなんのその、この日を心待ちにしていた生徒たちの笑顔があふれた。
生徒たちは7月からリレー練習を重ね、トーチに見立てたペットボトルを掲げて備えてきた。
この日、走者たちは幼稚部や小学部の子どもたちから手話のエールを受け、少し緊張した面持ちで校庭へ。聖火の受け渡し時には事前に考えた思い思いのポーズを披露。伊藤さんと15人が100メートルずつ走り聖火をつないだ。
走者で高等部3年の鳴海峻也さん(18)は「限界突破」を表現しようとアニメ「ドラゴンボール」のかめはめ波ポーズを披露した。「笑顔で走る練習をしてきた。お客さんが見に来てくれてうれしかった」と手話をまじえて話した。
伊藤さんも「聖火をつないだ瞬間感動した。大会を一緒に盛り上げてほしい」と呼びかけた。 (児島恵美)
がんと闘う父がいる加藤さん「自分もできることを」 津島

トーチをしっかり握って走る加藤さん(中)=津島市の天王川公園で
津島市では午後5時、ミラノ・コルティナ冬季五輪に出場した柳本理乃選手(25)=愛知ダイハツ=がスタートを切った。雨雲で薄暗くなる中、ランナー16人が聖火を運び天王川公園を照らした。
4番目に走ったのは津島高校付属中学校2年の加藤咲樹さん(14)。愛知駅伝の市代表としても参加経験のある陸上の長距離ランナー。「ちょっと重かった」というトーチを片手でぎゅっと握り、105メートルを走った。
加藤さんの父はがんのため車いすに乗る。車いすテニスの小田凱人選手が出演するイベントにも参加した。「障害を力に変える人たちを見てきた。自分もできることはないか」と、普段から名鉄津島駅前でごみ拾いしたり、ヘアドネーションしたりして社会貢献を続ける。
聖火ランナーに応募したのもその一環。この日は仲間の応援に笑顔で応え、イベント後は「あっという間で楽しかった」と声を弾ませた。
リハビリ乗り越えた髙尾さん「走る姿を見せられた」 愛西

観客の声援に応え、笑顔で走る髙尾さん(左)=愛西市の道の駅ふれあいの里HASUパークで
愛西市では道の駅ふれあいの里HASUパークであり、午後3時に漫画家の伊藤彰さんが第1走者としてスタート。小雨が降る中、13人が沿道の応援を背に聖火をつないだ。
5番目に走った髙尾真由香さん(27)=同市出身=は、サッカーで日本代表入りを目指してきたが、けがで夢をあきらめた身。車いす生活をしてきたが、リハビリを経て「あきらめずに走っているところを見せられた」と白い歯を見せた。
記事のポイント!
一宮聾学校の生徒たちは7月から練習を重ね、思い思いのポーズと笑顔で聖火をつなぎました。幼稚部・小学部の子どもたちによる手話のエールも加わり、学校全体でアジア大会を盛り上げる様子が伝わる記事です。
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原文掲載元はこちら
https://www.chunichi.co.jp/article/1308111?rct=asiangames_aichi
