国際補聴器学会 IHCON 2026 で発表
シーイヤー株式会社
2026年9月15日 10時30分
東京都台東区に本社を置くシーイヤー株式会社(代表取締役:村山好孝、以下「シーイヤー」)は、国際補聴器学会IHCON 2026において、DNN雑音除去を組み込んだ聴覚支援デバイスで、実験環境下にて入出力遅延2 msを達成した研究成果を発表しました。本研究は、リオン株式会社および東京電機大学システムデザイン工学部デザイン工学科 渡邉研究室との共同発表です。発表内容には、シーイヤーが持つマルチスピーカーによる騒音場再生技術を利用した、遅延が与える違和感とDNN雑音除去による聞き取りやすさの改善度合いを調べた主観評価実験も含まれます。シーイヤーがIHCONに参加するのは2022年、2024年に続いて3度目となります。

【発表情報】
学会名:International Hearing-Aid Research Conference 2026(IHCON 2026)
開催期間:2026年8月5日~9日
開催地:カナダ・バンフ
発表形式:ポスター発表
発表タイトル:Low-Latency DNN-Based Noise Reduction on a Hearing Assistance Device Using Side-Branch Architecture with Frequency Warping Filter Bank
共同発表:シーイヤー株式会社、リオン株式会社、東京電機大学システムデザイン工学部デザイン工学科 渡邉研究室

<遅延2 msの体感は?>
オープン型聴覚支援デバイスにおいて、直接音に比べて処理音が遅れて聞こえることにより、着色された音色や音のダブり感が使用感を損ねることが知られています。本発表では、サイドブランチ構造上に実装されたWDRCとDNN雑音除去をSnapdragon® S7+ Gen 1 Sound Platform(Qualcomm® QCC7228)を搭載したQualcomm社のリファレンスデザイン機に組み込み、実験環境下にて入出力遅延2 msを達成しました。さらに、主観評価実験により人が6 ms以下の遅延に気付くことができないことを実証しました。入出力遅延2 msはこの基準を余裕をもってクリアしており、「遅延に違和感を感じないDNN雑音除去を含む収音再生処理」の土台の構築に成功したと言えます。

記事のポイント!
DNN雑音除去を搭載した聴覚支援デバイスで、実験環境下において入出力遅延2msを実現した研究です。主観評価実験では、音の遅れによる違和感と雑音除去による聞き取りやすさを検証しており、より自然な聞こえを目指す聴覚支援技術の進展が紹介されています。
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