難聴・補聴器の用語集

【前庭水管拡大症

前庭水管拡大症とは、内耳にある「前庭水管」が通常よりも太くなっている先天性の疾患です。主に感音難聴を生じ、聴力が変動しながら徐々に低下したり、めまいを伴ったりすることがあります。軽い頭部打撲や発熱などをきっかけに、聴力が急に悪化する場合もあります。

原因には遺伝的要因が関係し、SLC26A4遺伝子の変異が認められることがあります。診断には聴力検査のほか、CTやMRIなどの画像検査が用いられます。聴力の状態に応じて補聴器を使用し、難聴が高度で補聴器の効果が十分に得られない場合には、人工内耳が検討されることもあります。