難聴・補聴器の用語集

【語音明瞭度】

語音明瞭度(ごおんめいりょうど)とは、聞こえた言葉をどの程度正確に聞き取れるかを示す指標です。語音聴力検査の一つである「語音弁別検査」によって測定され、正しく聞き取れた割合をパーセント(%)で表します。

検査では、ヘッドホンなどを通して「ア」「キ」「シ」などの音声を聞き、聞こえた内容を答えます。例えば、20個の音声のうち16個を正しく聞き取れた場合、語音明瞭度は80%となります。

語音明瞭度は音の大きさによって変化するため、複数の音量で測定し、最も高い値を「最高語音明瞭度」と呼びます。

特に感音難聴では、音が聞こえていても言葉を正確に聞き分けることが難しい場合があります。そのため、純音聴力検査で測定する聴力レベルと語音明瞭度は、必ずしも一致しません。

語音明瞭度は、難聴による言葉の聞き取りへの影響を把握するほか、補聴器の選定や調整、装用効果の評価にも活用されます。ただし、補聴器で音を大きくしても、語音明瞭度が必ずしも改善するとは限りません。

日常生活での聞こえを理解するうえでは、音が聞こえる程度だけでなく、言葉をどの程度正確に聞き取れるかを確認することが重要です。