ソングライターでボカロP(プロデューサー)のNeru(31)が、今年9月に発症した難聴の治療の経過報告をした。
Neruは9月16日、「本日の昼頃、突発性難聴を発症しました」とX(旧ツイッター)で発表。
翌17日に「先生からは十分な休養で聴力回復するだろうと言われております」と報告して以降、Xへの投稿がストップしていたが、12月28日に「ご無沙汰しております」と約3か月ぶりにポストした。
初め突発性難聴と思われていたが、「メニエール病の亜種、レルモワイエ症候群ではないか」との可能性が浮上したという。
「恒久的な耳鳴りや目眩を伴いながら聴力の変動を繰り返す病気」として、「確立した治療法が存在せず症例も珍しい為、予後がどうなるかはお医者様でもわからないそうです」と9月の診断から状況が変化したことを伝えた。
「今はできるセルフケアを続けて目の前の課題を一つずつクリアしていきながら、焦らないペースで音楽活動に戻ることを目指しています」というNeru。
「内耳の疾患という荷物を背負って活動を続けるのは、軽くはないハンディキャップとなってしまうかもしれません」と吐露しつつ、「それでも可能性を模索しながら音楽家が務まることを示して、この先、同じく病気を患ってしまったミュージシャン達に希望を照らしたいです」と意気込みを示した。
Neruは2009年にボーカロイドを用いた作曲活動を始め、「東京テディベア」「ロストワンの号哭」「脱法ロック」などの楽曲で知られる。2013年3月、初の全国流通アルバム「世界征服」をリリースした。
レルモワイエ症候群は、耳鳴りと難聴が発生した後、激しいめまいを発症する症状で、めまいが起きるとン耳鳴りや難聴が消えるという特徴を持つ。
めまい、難聴、耳鳴りが同時並行的に起こるメニエール病に比べ、症例数が少ないとされる。
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