2026年09月17日 18:00
MANTANWEB編集部

大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」の公開10周年を記念して、10月30日から再上映されることが分かった。初となるドルビーシネマ版も上映される。公開10周年を祝して原作者の大今さんが描き下ろしたイラストが公開された。西宮結絃が撮ったことが連想される、映画館を訪れる石田将也と西宮硝子が描かれている。
石田将也役の入野自由さん、西宮硝子役の早見沙織さんが登壇する10周年記念舞台あいさつが、10月30日に丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で実施されることも発表された。
再上映を受け、鶴岡陽太音響監督、高尾一也撮影監督、入野さん、早見さんがコメントを寄せている。
「聲の形」は、聴覚障害を持つ少女・硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・将也の孤独や絶望、愛などを描いたマンガ。「別冊少年マガジン」(講談社)2011年2月号と「週刊少年マガジン」(同)2013年12号に読み切りを掲載。読者の反響や監修の全日本ろうあ連盟の後押しもあり、「週刊少年マガジン」で2013年8月~2014年11月に連載された。
劇場版アニメは「けいおん!」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などの京都アニメーションが制作し、2016年に公開された。「リズと青い鳥」「平家物語」などで知られる山田尚子さんが監督を務め、吉田玲子さんが脚本を手がけた。「第40回日本アカデミー賞」の優秀アニメーション作品賞や「第26回日本映画批評家大賞」のアニメーション部門作品賞などにも選ばれた。
◇鶴岡陽太音響監督のコメント
ドルビーシネマ版制作について
映画「聲の形」はアニメーション映画のマスターピースの一つとしてアーカイヴするべき作品であると常々思ってきました。そしてアーカイヴするなら、最終形態として長く残るような最新のフォーマットにしておきたいと考えてきました。今回、10周年という機会を逃さずその実現に漕ぎ着けていただいた関係各位に感謝しつつ、必ずやそれに応える価値ある仕上がりになることを確信します。
◇高尾一也撮影監督のコメント
ドルビーシネマ版制作について
10年たっても僕は映画「聲の形」を制作していた時と変わらない思いでアニメーションを制作しています。スタジオではどうすれば良いフィルムができるのか、相変わらずぶつかり合っていますよ。言葉にできない思いが多いからアニメーションを制作しているのだな、と改めて思います。将也、硝子、みんなが10年たっても幸せな気持ちでいてくれるといいな、と思います。ドルビーシネマ版では輝度と暗部の見え方が格段に違いますから一枚膜がとれたような印象です。光の印象は自分たちが表現したかった物により近づいた感じです。特に川の光がホントきれいです。ぜひ劇場で確認してみてください!
◇石田将也役の入野自由さんのコメント
映画「聲の形」10周年おめでとうございます。そして、ここまで愛してくださった皆様ありがとうございます。10年たった今も色あせず、世界中で愛されるこの作品に携われたことを光栄に思います。まだこの作品に出会ったことがない皆様に、この先も「聲の形」が届きますように!
--10年前の自分に、今の自分から何を伝えたい?
初めて京都アニメーション作品に参加できることを、とても喜んでいましたね。この先、京アニ作品にも携わることもあるし、幼少期の声の松岡茉優さんとは舞台で恋人役で共演するし、山田監督作品にも携わることになります。「聲の形」で繋がった縁は、今までもこれからも、ずっとずっと続いていくよ! 10年後をお楽しみに!
◇西宮硝子役の早見沙織さんのコメント
映画「聲の形」公開10周年、おめでとうございます! もう10年なのですね。当時の収録や、舞台あいさつ、皆様からいただいた反響は、今でも印象深く覚えています。あのとき、西宮硝子という1人の人間の人生を共に歩めたことは、私の中で何ものにも代えがたい、大切な時間です。そしてこの10年、さまざまな方から今作についてお話しいただく機会がありました。そのたびに、「聲の形」という作品が多くの方の心に何かを残したのだと改めて実感してきました。今回、10周年を記念して再上映されるということで、これまでに見てくださった方にも、この機会に初めてご覧になる方にも、ぜひ映画館でじっくりと作品を味わっていただけると幸いです。
--10年前の自分に、今の自分から何を伝えたい?
10年前の自分……大きく変わっているような、大して変わらないような……。怒涛のような毎日にてんやわんやしつつ、うれしいことも悲しいことも驚くようなことも体験する日々だった気がします。そんな中で、10年前にめぐり会ったたくさんのすてきなご縁が、今にちゃんと繋がっているよ、と伝えたいです。あとは、「なんだかんだいける」と思って寝不足な日もあったので、できればもう少し生活リズムを整えても良いかもね……とも伝えたいです。
記事のポイント!
聴覚障害のある少女と、彼女へのいじめに加担した過去を持つ少年の孤独や葛藤、人とのつながりを描いた「聲の形」が公開10周年を迎えます。10月30日からの再上映では、作品初となるドルビーシネマ版も楽しめます。
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