【介護マンガ】夢はるか | 介護福祉士・漫画家
9/7(日) 5:05

「最近、歩くのが面倒になってきた」
「夜ぐっすり眠れない」
「気づけば、人と話す時間が減っている」
どれも身近によくあることですよね。
でも実は、こうした習慣が続くと、将来の認知症リスクにつながるといわれています。
難しいことや特別なことをしなくても大丈夫。
ちょっとした工夫で、認知症のリスクを減らすことができるんです。
この記事では、介護福祉士であり漫画家の私『夢はるか』が、認知症になりやすい生活習慣3つと、その改善のヒントをイラストと一緒にご紹介します。
1. 動かない生活はリスクを高める
年を重ねると体のあちこちが痛んで、つい動かなくなってしまいがち。
でも、そのままにしていると体調だけでなく、認知症のリスクまで高まってしまいます。
気持ちよく歩いたり、軽く体を動かしたり――無理のない運動から始めてみませんか?

2. 睡眠不足が続くと脳が疲れてしまう
「眠れない」「夜中に何度も起きてしまう」――そんな悩みを抱える人も多いと思います。
実は、慢性的な寝不足は脳にとって大きな負担。将来の認知症リスクにもつながるといわれています。
昼間に少し体を動かして、夜は自然な眠りに。そんなリズムをつくることが大切です。

3. 聞こえにくさで人との会話が減る
耳が聞こえにくくなると、人との会話が減ってしまいがちです。
会話が減ると脳への刺激も少なくなり、認知症リスクが高まることがわかっています。
「テレビの音が大きい」と家族に言われたら、補聴器などで早めに対策するのもひとつの方法。
聞こえを整えて、人とのやりとりを楽しむことが、脳にとっても良い刺激になります。

まとめ|特別なことより“ふつうのこと”を続けよう
認知症を遠ざけるカギは、特別な薬や高額なプログラムなのでしょうか?
「体を動かす」「よく眠る」「人と話す」
そんなふつうのことを、できる範囲で続けることが、一番の予防になるのではないでしょうか。
長年介護現場で、さまざまなタイプの高齢者と関わらせていただいた私の実感です。
◯参考図書(介護予防や認知症介護の工夫を、漫画でわかりやすく紹介しています)
【マンガで解説】認知症の人の気持ちと接し方がわかる本
夢はるか 著 小坂直樹 監修 大和出版
【関連動画】
※当記事は、法に定められた介護福祉士としての専門的知見に基づき、皆さまへの情報提供を目的に執筆しています。
参考法令(抜粋):社会福祉士及び介護福祉士法(第2条の2)介護福祉士は専門的知識および技術をもって介護に関する指導を行う。
【介護マンガ】夢はるか
介護福祉士・漫画家
著書:【マンガで解説】認知症の人の気持ちと接し方がわかる本(大和出版)好評発売中。通所介護(老人デイサービスセンター)や訪問介護(ホームヘルパー)の現場で15年以上働く介護福祉士。マンガやイラストで認知症の知識や介護のコツをわかりやすく伝えます。
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