皮膚の病気を抱える男性が作ったのは…“子どもたちのため”の人形に称賛の声「すばらしい」「私も買う」

皮膚の病気を抱える男性が作ったのは…“子どもたちのため”の人形に称賛の声「すばらしい」「私も買う」

公開 2025年7月26日

白斑のある子どもたちのために、人形を作り続けている男性がいます。その活動に、称賛の声が寄せられてます。

by annakajikawa
BuzzFeed Staff

白斑ができた子どもたちのために、人形を作り続けている男性がいます。

Instagram: @vovocrocheteiro

Instagram: @vovocrocheteiro


38歳の頃から、皮膚のメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失する病気「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」を抱えています。

ジョアンさんは2018年以降、自分と同じ状況にある子どもたちのために、白斑の人形を作り続けてきました。

人形というリプレゼンテーションを通して、子どもたちの自尊心を高め、社会で自分の存在が認められていることを実感できるよう、後押ししてきたのです。


人形作りのきっかけは、孫へのプレゼント。その後、SNSを通して、ジョアンさんの人形は多くの人に知られるようになります。


PEOPLE誌によると、ジョアンさんが人形作りを始めたきっかけは、孫に自分のことを覚えていてほしいという思いからでした。そして、白斑の特徴を取り入れた特別な人形をプレゼントすることにしたのです。

その人形の写真をネット上に公開すると、たちまち話題に。そして、注文の依頼が届くようになりました。


ジョアンさんが手がけてきた人形は、白斑だけではありません。

車いすや補聴器を使う人形など、子どもたちが抱えるさまざまな障がいを反映した人形

Instagram: @vovocrocheteiro


車いすや補聴器を使う人形など、子どもたちが抱えるさまざまな障がいを反映した人形を作ってきました。

さらに、肌の色に関しても、多様な人形を揃えています。


ジョアンさんの人形作りに欠かせないテーマは、「リプレゼンテーション」です。

ジョアンさんの人形作りに欠かせないテーマは、「リプレゼンテーション」

Instagram: @vovocrocheteiro


株式会社「アウト・ジャパン」によると、リプレゼンテーションとは、「映画やテレビなどのメディア表現において、社会を構成する人々の多様性を正しく反映させ、マイノリティが公正に描かれることを目指そうとすること」とされています。

子どもたちにとって、自分の特性が人形やテレビのキャラクターなどに表現されていることは、「自分も社会の一部である」と認識する大切なきっかけになります。


ジョアンさんは、活動開始から5年を超えた現在でもなお、ブラジル内外のメディアで取り上げられています。

Instagram: @pubity

Instagram: @pubity


7月7日、英国メディア『Pubity』が活動を取り上げた際には、多くの称賛の声が寄せられました。

💬「私は、生まれたときから白斑があります。こうした活動をしている人がいることは、すばらしい!」

💬「子どもの頃、いじめられていたときにジョアンさんのような人が近くにいてくれたらよかったのに……と思います。もちろん、今は大人になって白斑のことは気にしていません」

💬「私には白斑がないけど、人形を買おうかな。ジョアンさんの活動をサポートしたいから」

💬「世の中には、こんな人がもっと必要」

💬「涙を流さずにはいれません。本当にすばらしいアイディア。とても優しい心を持ってらっしゃるんですね。私も、人形を買いたいです」


PEOPLE誌のインタビューで、ジョアンさんは購入者の反応が自分の「幸せ」や「やりがい」につながっていることを明かしました。


「少しでも皆さんの励みになれたこと、本当にありがたく感じています」

「購入者の声からは前向きな声ばかりいただいているので、幸せです」

「子どもたちは人形を気に入ってくれていて、『自分という存在のリプレゼンテーションだ』と実感してくれているようです」

「とてもやりがいがあって、刺激のある活動です。好ましい影響を与えることができて、私は幸せなんです」


リンク先はBuzzFeedというサイトの記事になります。


 

Back to blog

Leave a comment