2025年7月7日 6時10分スポーツ報知 # 野球# 高校野球# 静岡

一塁コーチャーとして仲間を励ます浜北特別支援学校の池田謙信(カメラ・里見 祐司)

熱海・佐久間・浜北特別支援学校の連合チームは初戦敗退となった
◆第107回全国高校野球選手権静岡大会▽1回戦 浜松日体11―0熱海・佐久間・浜北特別支援学校=5回コールド=(6日・浜松球場)
連合チームは浜松日体に5回コールド負け。熱海・佐久間と組んだ浜北特別支援学校の唯一の部員・池田謙信外野手(3年)の夏は1時間9分で終わったが、「楽しい時間が送れた。思い出に残る夏になった」と笑顔で話した。
先天性の難聴で2歳時に人工内耳の手術を受けた。23年のWBCを見て野球に興味を持った池田のため、学校側も部をつくり、県内の特別支援学校では初めて高野連に加盟するなどバックアップ。新たな仲間と合同練習を重ね、この日の公式戦を迎えた。
一塁コーチャーとして仲間を鼓舞し、快音が響くたびに腕を回して拍手。4回のピンチには、監督の指示が書かれた紙を持ち、伝令としてマウンドへ走った。打席には立てなかったが、「地域の方や先生方に感謝します」と涙はなかった。
試合後は応援に来てくれた学校の友人たちとハグ。見守った袴田裕之部長(43)は「自分の役割を分かって、果たしてくれた」と目を細めていた。(里見 祐司)
★熱海・小沢憲翔右翼手(3回に左翼へ二塁打)配球を読んで内角速球を狙った。気持ちよかったです」
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