壮行会で子どもと交流試合 女子デフバスケ代表の福岡出身の3選手

壮行会で子どもと交流試合 女子デフバスケ代表の福岡出身の3選手

小勝周2025年9月6日 16時00分

女子デフバスケットボール日本代表に選出された岡田紗也選手(右)、藤田彩音選手(中央)、羽田まりな選手=2025年8月24日午後3時22分、北九州市立浅川小学校、小勝周撮影 写真・図版写真・図版写真・図版

女子デフバスケットボール日本代表に選出された岡田紗也選手(右)、藤田彩音選手(中央)、羽田まりな選手=2025年8月24日午後3時22分、北九州市立浅川小学校、小勝周撮影
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 11月に開催される聴覚障害者の国際大会、東京デフリンピックの女子デフバスケットボール代表に選出された福岡県出身の選手3人の壮行会が8月24日、北九州市の市立浅川小学校で開催された。選手らは集まった約30人を前に「金メダルを取って、支えてくれた皆さんに恩返しをしたい」と活躍を誓った。

 代表に内定したのは、いずれも同小卒業生で県内在住の岡田紗也(26)、藤田彩音(24)、羽田まりな(21)の3選手。3人は同小児童などが所属する「浅川ミニバスケットボールクラブ」のOGでもあり、壮行会には同クラブの子どもたちが出席した。

 九州共立大2年の羽田選手は生まれつき耳に障害があり、補聴器をつけて生活してきた。中学、高校と九州の女子バスケの強豪校に進学し、大学でもプレーを磨いてきたという。「海外の大きい相手にも恐れずに得点を狙っていきたい」とマイクで意気込みを語った。

 その後、会場では3人と子どもたちとの交流試合があった。選手らが得点を決めると、大きな拍手が送られた。

 デフバスケットボールは、審判の笛やブザーの音を旗で知らせる「フラッグマン」の存在を除き、特別なルールは設けられていないという。試合後、羽田選手は「速いゲーム展開のなかで、選手たちが手話やアイコンタクト、床をならす振動などでコミュニケーションをとるのが面白い。ぜひ魅力を知ってほしい」と笑顔で話した。

 日本代表チームは11月18日にウクライナ代表との初戦を迎える。

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