内耳の精巧な3D解析により、いわゆるメニエール病の患者における特殊な構造の容積変化に関する洞察が初めて得られました。
メニエール病は、重篤な平衡感覚障害などを引き起こしますが、その原因は現在も不明です。
カール・ラントシュタイナー健康科学大学(オーストリア、クレムス)とハーバード大学医学部およびジョンズ・ホプキンス大学(いずれも米国)の共同研究が成功し、この病気のプロセスに関する新たな知見が得られました。
国際研究チームは、解剖学的スライスに基づく内耳の3D再構築を用いて、この病気の患者における内リンパ区画として知られる構造の体積変化を初めて測定することができました。
内耳の特殊な膜の厚さとの関連も確認され、さらに、内耳のよく理解されていない構造(バスト弁)の機能に関するさらなる証拠も発見されました。
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